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2010年6月6日日曜日

"Slowly, Slowly, Slowly," said the Sloth (邦題: ゆっくりがいっぱい!)

作:Eric Carle (エリック・カール)
日本語訳:くどうなおこ
原書の初版:1988年

"Slowly, Slowly, Slowly," said the Sloth
Eric Carle

Puffin 2007-05-10
売り上げランキング : 56037

おすすめ平均 star
starゆっくりしているからといって、怠け者だとは言わないで!
starSlowly Slowly Slowly said the Sloth
starふっと疲れた時に読んでください。

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ゆっくりがいっぱい!
ゆっくりがいっぱい!Eric Carle

偕成社 2003-09
売り上げランキング : 270783

おすすめ平均 star
star<ゆっくり のんびり おっとりと>
starゆっくりゆっくり!
star大人のための本とも言える

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木の上に暮らすSloth(ナマケモノ)は、何をするにもゆっくり。ご飯を食べるのも、木を上るのも、眠るのも。森で暮らす動物たちが、「なんで君はそんなにのろまなの?」と聞いてきても何も答えません。でも、ヒョウが「なんでそんなに怠けてるんだ?」と聞いた時、ナマケモノは考えに考えて答えるのです…。

数あるエリック・カールの魅力的な絵本の中でもいちばん好きなのがこれです。Slowly,Slowly, Slowly~という題名もいいですし、主人公のナマケモノも魅力的です。そして彼(彼女?)が最後に発する言葉とその後の行動!もう最高です。

忙しい日々の暮らしの中では、ついつい「ゆっくりと何かをすること」の大切さを見失い、子どもに対しても急かすばかりになってしまうことがあります。そんなときこの絵本を読むと、ちょっとスローダウンして余裕を持たなくちゃな、と感じます。そういう意味で、大人にも読んで欲しい絵本です。

2010年5月30日日曜日

Prairie Town (邦題:プレーリータウン)

作:Bonnie Geisert, Arthur Geisert
日本語訳:久美沙織
原書の初版:2000年

Prairie Town (Geiserts)
Prairie Town (Geiserts)
Walter Lorraine 1998-03-30
売り上げランキング : 672493


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プレーリータウン
プレーリータウンアーサー ガイサート

BL出版 2000-05
売り上げランキング : 908657


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今から1世紀ほど前のアメリカの大草原プレーリーの街と、そこで暮らす人々の様子を描いた絵本です。作者のガイサート夫妻は、アメリカの昔の街並みを舞台にした絵本を多く発表しているの人です。この作品の最大の魅力は、何といってもアメリカの広大な空間とそこで営まれる生活を、丹念に描き込まれた絵で見事に表現していることです。

表紙を見ていただくと、建物や自然や人々など、絵がものすごく丁寧に描かれていることがわかります。エッチングという銅版画の技法が使われているんだそうです。そして、作品中の文章はシンプルなのですが、この「絵」が四季の移り変わりや人々の暮らしを雄弁に物語っています。

それぞれのページをじっくりと見ていくと、何らかの催しや事件がどこかで起きているのがわかります。例えば家の改築であったり、子どもたちのツリーハウス作りであったり。そしてそうした営みは、ページをめくるごとに段々と進行していきます。空間の広がりとともに時間の流れを感じさせてくれる絵本なのです。

子どもと一緒にページをめくりながらそんな移り変わりを探すのも楽しいですし、大人だけで読んでも楽しめる絵本だと思います。

2010年5月24日月曜日

Library Lion (邦題:としょかんライオン)

作:Michelle Knudsen(ミシェル・ヌードセン)
イラスト:Kevin Hawkes(ケビン・ホークス)
原書の初版:2006年

Library Lion
Library LionKevin Hawkes

Candlewick 2009-06-25
売り上げランキング : 9556

おすすめ平均 star
star円高だから洋書

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としょかんライオン (海外秀作絵本 17)
としょかんライオン (海外秀作絵本 17)ケビン・ホークス

おすすめ平均
starsライオンと図書館長との心の絆
starsおはなしのスイッチON
stars考えさせられることがいっぱい
starsこんな図書館があったらいいのに・・・
starsニューヨーク公共図書館本館のシンボル君たちがモデル

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ある日、大きなオスのライオンがふらりと図書館にやって来ます。みんな最初はびっくりしますが、「大声を出したりしないという図書館のルールを守れば良い」という館長のメリウェザー女史のひと言で、ライオンは図書館を利用する人々の仲間入りをします。尻尾で本棚の掃除をしたり、子どもたちの背もたれになってあげたりとどんどん周囲の人々と打ち解けていくライオンですが、どうしてもルールを破らなければならない事態が起きてしまい…。

ライオンを主人公のキャラクターにしながらも、いわゆる「動物絵本」ではありません。いろんな出来事が起きるのはあくまで人間の世界。「人にとって大切なことは何か」ということをじんわりと考えさせてくれる絵本です。ライオンが図書館にやってくるという意表をつく冒頭、ライオンがルールを破ってしまった後の悲しい雰囲気、そしてエンディングへの持って行き方、そのどれもが見事です。比較的文字数の多い絵本ですが、3歳ぐらいから読み聞かせ出来ると思います(集中力が持たないようであれば、内容を一部端折りながらイラストをメインに楽しむこともできます)。

一歩間違えば荒唐無稽な話になってしまいそうな設定をリアルに感じさせてくれる構成と優しさに満ちたイラストのどちらもが一級品です。2006年初版とまだ新しい作品ですが、これから確実に絵本の「古典」となっていくことでしょう。

2010年5月16日日曜日

Little Blue and Little Yellow (邦題:あおくんときいろちゃん)

「Little Blue and Little Yellow」
 作:Leo Lionni (レオ・レオーニ)

Little Blue and Little Yellow
Little Blue and Little YellowLeo Lionni

HarperCollins 1995-08-24
売り上げランキング : 6457

おすすめ平均 star
starなぜ、そこに優しさを感じられるのか?
star外国の絵本の定番として、必ず登場する絵本
star素朴で深い絵本ですね

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日本語版(「あおくんときいろちゃん」)はこちら。
あおくんときいろちゃん (至光社国際版絵本)
あおくんときいろちゃん (至光社国際版絵本)藤田 圭雄

至光社 1984-01
売り上げランキング : 9856

おすすめ平均 star
starなぜ、そこに優しさを感じられるのか?
star外国の絵本の定番として、必ず登場する絵本
star素朴で深い絵本ですね

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仲良しのあおくんときいろちゃん。一緒に遊んでいるうちに色が混ざってみどりになってしまいます。うちに戻ってもみんな気づいてくれません。でも悲しくなって泣いていると…。

「スイミー」などで有名なレオ・レオーニによる作品です。この絵本は孫を喜ばせるために作ったと言われていますが、素朴なイラストと文章がものすごく深いメッセージを伝えてくれているように感じます。余白(何も書かないこと)の大切さを教えてくれる絵本であるような気もします。もしかしたら子どもよりも大人が楽しめる作品なのかもしれません。