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2010年5月17日月曜日

The Story of the Little Mole who knew it was none of his business (邦題:うんちしたのはだれよ!)

「The Story of Little Mole who knew it was none of his business)
(邦題:うんちしたのはだれよ!)」
 作:Werner Holzwarth (ヴェルナー・ホルツヴァルト)
 イラスト: Wolf Erlbruch (ヴォルフ エールブルッフ)

The Story of the Little Mole Who Knew It Was None of His Business
The Story of the Little Mole Who Knew It Was None of His Business
Anova Childrens Books 2008-04-28
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日本語版(「うんちしたのはだれよ!」)はこちら。
うんち したのは だれよ!
うんち したのは だれよ!ヴォルフ エールブルッフ

偕成社 1993-11
売り上げランキング : 14688

おすすめ平均 star
star日本の絵本にはあまりない内容で面白いです。
star大人も子供も受けます
star人生の出会いと別れについて

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ある朝、小さなモグラが天気を見ようと穴から外に顔を出すと、頭の上にペチャッと何かが降って来ます。何とそれはうんち!でもモグラは近視なので、誰がそのうんちをしたのかがわかりません。そしてモグラの犯人探しが始まります。

あくまで一般的な傾向ですが、家族の中で「お母さんは眉をひそめるけどお父さんと子どもたちは大好き」という遊び方がある場合があります。この絵本は、まさにそんなイメージの作品です。

うんちを扱った絵本は他にもありますが、こうしたやや下品とも言える方法でうんちをテーマにした絵本というのはあまりないと思います。それでも嫌らしさを感じさせずむしろすっきりとした読後感になるのは、ユーモラスなイラストとモグラを始め作品中に登場する動物たちの味のあるキャラクターのおかげでしょう。子どもと二人、最後の最後まで大笑いしながら幾度も読み返してしまいました。元々ドイツ語の絵本だったものが英語に、そして日本語に翻訳されているというところからも、幅広く支持を集めている絵本だということが伺えます。

ちなみに上で紹介した英語版はページの一部が浮き上がるポップアップ版です。こちらはさらに可笑しい仕上がりになっていますが、お子さんが小さい場合は「The Story of the Little Mole Who Went in Search of Whodunit」という少し違うタイトルで出ている普通のハードカバー版(下記)をお薦めします。
The Story of the Little Mole Who Went in Search of Whodunit
The Story of the Little Mole Who Went in Search of Whodunit
Harry N. Abrams 2007-03-01
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2010年5月12日水曜日

Tacky the Penguin (邦題:おまけのペンギンタッキー)

「Tacky the Penguin (邦題;おまけのペンギンタッキー)」
 作:Helen Lester (ヘレン・レスター)
イラスト:Lynn Munsinger (リン・マンシンガー)

Tacky the Penguin
Tacky the PenguinLynn Munsinger

Sandpiper 1990-08-17
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日本語版はこちら。
おまけのペンギン・タッキー
おまけのペンギン・タッキーリン マンシンガー


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氷の国に住むペンギンたちの仲間に、一羽変わったペンギンがいました。彼の名前はタッキー。他の皆は行儀が良くて上品で蝶ネクタイなどが似合うというのに、タッキーは陽気で豪快、着ているのもアロハシャツという、型破りなペンギンです。でも、ペンギンたちを捕まえてやろうとクマとオオカミのハンターたちがやって来たときは、そんなタッキーが頼りになるのです。

話の筋がすごく良くできています。前半は、一羽だけ他の仲間たちと違うユーモラスな行動をしているタッキーにうちの子どもが大受け。でも、その振る舞いは全て、怖~いハンターたちがやって来る後半への伏線となっているのです。シンプルだけどペンギンやハンターたちの仕草や表情がよく描き出されているイラストも魅力的です。また、"Tacky the Penguin"という原題を"おまけのペンギンタッキー"と訳した日本語版の翻訳のセンスも優れた絵本だと思います。

2010年5月11日火曜日

Bears in the Night (邦訳無し?)

「Bears in the Night」(邦訳無し?)
 作:Stan & Jan Berenstain (スタン・ベレンスタイン、ジャン・ベレンスタイン)

Bears in the Night (Bright & Early Books(R))
Bears in the Night (Bright & Early Books(R))
Random House Books for Young Readers 1971-08-12
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おすすめ平均 star
star前置詞学習に
star前置詞がわかりやすく
starSpoooookyyyyyy!!!

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クマの絵本シリーズで有名なベレンスタイン夫妻の作品のひとつです。夜、窓の外から聞こえてくる何かの音を聞いた7頭の子グマの兄弟たちが、ベッドを抜け出して窓から外に出かけ、夜の闇の中、ランタンを掲げて音の正体を確かめに行きます。するとそれは…。

正直なところこの絵本に出てくるクマはあまりクマっぽくない(犬かオオカミのように見える)のですが、内容はすごく良いです。ベッドを出て窓に行き窓から木を下りetcといった動作が、前置詞と名詞だけでイラストとともに簡潔に説明されています。動詞を使わなくてもこんなに「動作」の説明ができるんだ、というのは驚きでした。

文が短いので覚えやすいという点、それから前置詞の意味合いが直感的にわかるという点も優れたポイントです。アメリカでもこの絵本は小さな子どもに前置詞の使い方を教えるのに良いと言われているそうです。うちの子どもが最初に暗誦できるようになった英語の絵本でもあります。

2010年5月9日日曜日

Rosie's Walk (邦題:ロージーのおさんぽ)

アメリカの絵本には農場を舞台にしたものが多くありますが、これもそうした作品の傑作です。

「Rosie's Walk (邦題:ロージーのおさんぽ)」
 作:Pat Hutchins(パット・ハッチンス)

Rosie'S Walk
Rosie'S WalkPat Hutchins

Aladdin 1971-08-01
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おすすめ平均 star
star娘のお気に入り
starRosie's Walk

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日本語版はこちら。
ロージーのおさんぽ (ハッチンスの絵本)
ロージーのおさんぽ (ハッチンスの絵本)わたなべ しげお

偕成社 1975-08
売り上げランキング : 38452

おすすめ平均 star
star単純なんだけどおかしい
starううっ!?
starこれはおもしろい

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農場に住む雌鶏のロージーがお散歩に出かけます。でも、その背後にはお腹を空かせたキツネが!というストーリーですが、キツネのことも気付かずマイペースで散歩を続けるロージーとドジなキツネの対比がおかしくて、思わず吹き出してしまうような絵本です。

文字はかなり少ないのですが、その分、温かみのあるユニークなイラストがユーモラスな情景を伝えてくれる作品です。そのおかしさを味わってもらえるのは3歳ぐらいになってからかな、という気がします。

2010年5月5日水曜日

THe Gruffalo (邦題:もりでいちばんつよいのは)

おばけとか怪物とか、ちょっと怖いけどユーモラスなところもあって惹かれてしまう絵本というのは、どこの国でも子どもの心をぎゅっと掴んでしまうようです。イギリスでそんな絵本の代表作のひとつと言えるのがこちらです。

「The Gruffalo (邦題:もりでいちばんつよいのは)」
 作:Julia Donaldson(ジュリア・ドナルドソン)
 絵:Axel Scjeffler(アクセル・シェフラー)

The Gruffalo
The GruffaloAxel Scheffler

おすすめ平均
stars何度も読んでとせがまれます
starsドキドキがいっぱい^^
starsとってもおすすめです!
stars鮮やかな色遣いにわかり易い内容でみんなが楽しめるのでは?
starsすごくお気に入り!

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日本語版はこちら。
もりでいちばんつよいのは? (児童図書館・絵本の部屋)
もりでいちばんつよいのは? (児童図書館・絵本の部屋)アクセル シェフラー

おすすめ平均
stars何度も読んでとせがまれます
starsドキドキがいっぱい^^
starsとってもおすすめです!
stars鮮やかな色遣いにわかり易い内容でみんなが楽しめるのでは?
starsすごくお気に入り!

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森を行く小さな茶色のネズミ。ネズミを捕まえて食べてしまおうとするキツネや蛇などを思いつきの出まかせ話で怖がらせて追い払ったと思ったら、その出まかせが現実になって…。というのが途中までの話の筋ですが、とにかくこのネズミの機転が見事!最後まで読み終わったら、大人でもつい感心してしまうはずです。

この本はイギリスで非常に人気が高く、出版から10年がたつ昨年(2009年)、BBC(英国放送協会)がアニメ化してクリスマスの日に放送したというぐらい親しまれています。それは、先ほど書いた話の展開の見事さに加えて、登場する怪物 Gruffalo(グラファロ)のユーモラスな風貌や仕草にあるのだと思います。

日本語訳は「もりでいちばんつよいのは」という題名で出版されています。邦訳が出ているのはすごく嬉しいのですが、このタイトルではあまり惹かれないな~なんていう気も個人的にはしてしまいます。

There's a Nightmare in My Closet (邦題:おしいれおばけ)

夜寝ることは、小さな子どもにとって毎日の大イベントのようです。3歳のうちの子も、昼寝は一人でできるようになりましたが、夜になるとやはりお母さんと一緒がいいと言います。暗い場所というのは、どうしても不安を呼び起こすものなのでしょう。

そんな「夜のおやすみ」をテーマに子どもの心情をとても上手く描いた作品がこちらです。「There's a Nightmare in My Closet (邦題:おしいれおばけ)」
 作:Mercer Mayer (マーサ・メイヤー)

There's a Nightmare in My Closet (There's A…)
There's a Nightmare in My Closet (There's A…)
Puffin 1992-05-01
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おすすめ平均 star
star暗闇の不安がなくなる!

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日本語版はこちら。
おしいれ おばけ
おしいれ おばけ今江 祥智

偕成社 1987-08
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おすすめ平均 star
star暗闇の不安がなくなる!

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原書の初版は1968年。絵本の古典と言ってよい作品ですが、まったく色褪せていません。むしろ、夜に対する不安は今も昔も変わらないんだということを強く意識させてくれます。

この本は、日本語版もとてもお薦めです。「おしいれおばけ」という邦題を見てもわかるように、訳し方がすごく上手で自然なのです。Amazonを見ると日本語版は残念ながら今は絶版になってしまっているようですが、もし機会があったら是非こちらも読んでみてください。