2010年5月17日月曜日

The Story of the Little Mole who knew it was none of his business (邦題:うんちしたのはだれよ!)

「The Story of Little Mole who knew it was none of his business)
(邦題:うんちしたのはだれよ!)」
 作:Werner Holzwarth (ヴェルナー・ホルツヴァルト)
 イラスト: Wolf Erlbruch (ヴォルフ エールブルッフ)

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日本語版(「うんちしたのはだれよ!」)はこちら。
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star日本の絵本にはあまりない内容で面白いです。
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ある朝、小さなモグラが天気を見ようと穴から外に顔を出すと、頭の上にペチャッと何かが降って来ます。何とそれはうんち!でもモグラは近視なので、誰がそのうんちをしたのかがわかりません。そしてモグラの犯人探しが始まります。

あくまで一般的な傾向ですが、家族の中で「お母さんは眉をひそめるけどお父さんと子どもたちは大好き」という遊び方がある場合があります。この絵本は、まさにそんなイメージの作品です。

うんちを扱った絵本は他にもありますが、こうしたやや下品とも言える方法でうんちをテーマにした絵本というのはあまりないと思います。それでも嫌らしさを感じさせずむしろすっきりとした読後感になるのは、ユーモラスなイラストとモグラを始め作品中に登場する動物たちの味のあるキャラクターのおかげでしょう。子どもと二人、最後の最後まで大笑いしながら幾度も読み返してしまいました。元々ドイツ語の絵本だったものが英語に、そして日本語に翻訳されているというところからも、幅広く支持を集めている絵本だということが伺えます。

ちなみに上で紹介した英語版はページの一部が浮き上がるポップアップ版です。こちらはさらに可笑しい仕上がりになっていますが、お子さんが小さい場合は「The Story of the Little Mole Who Went in Search of Whodunit」という少し違うタイトルで出ている普通のハードカバー版(下記)をお薦めします。
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